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舞 台 公 演

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壽 初春大歌舞伎

  1. 【日 程】
    2022年1月2日(日)~27日(木)
  2. 【場 所】
    歌舞伎座
  3. 【時 間】
    第一部 午前11時~
    第二部 午後2時30分~
    第三部 午後6時~
    ※開場は開演の40分前を予定
    【休演】11日(火)、19日(水)
  4. 【料 金】
    1等席      16,000円
    2等席      12,000円
    3階A席      5,500円
    3階B席      3,500円
    1階桟敷席 17,000円
  5. 【お問合わせ】
演目と配役

第一部

午前11時~

一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
  檜垣
  奥殿
阿呆の姿に隠した大蔵卿の本心
平家全盛の世。公家の一條大蔵卿は、能狂言にうつつを抜かし、人々から阿呆と噂される人物。大蔵卿は源氏の棟梁・源義朝の愛妾であった常盤御前を妻に迎えています。源氏の忠臣・吉岡鬼次郎とその妻お京は、常盤御前の源氏再興の思いを探るため、大蔵卿の館に潜り込みますが…。
「檜垣」では大蔵卿の阿呆ぶりがユーモラスに描き出され、「奥殿」では忠義ひと筋の鬼次郎夫婦を前に、常盤御前と大蔵卿、それぞれの本心が明かされるドラマチックな展開となります。愛嬌あふれるつくり阿呆と、源氏に心を寄せる大蔵卿が颯爽とした本性を現す姿はみどころです。味わい深い義太夫狂言の名作をご堪能ください。
一條大蔵長成 勘九郎
吉岡鬼次郎 獅 童
お京 七之助
常盤御前 扇 雀
二、祝春元禄花見踊(いわうはるげんろくはなみおどり)
心浮き立つ華やかな舞踊
太平の世。満開の桜が咲き誇るなかを、きらびやかに着飾った一行がやって来ます。若衆たちが楽しげに踊り、名古屋山三と出雲阿国を従えて、真柴久吉が奴喜蔵と連れ立ちます。人々は花を愛で陽気に踊り、喜び合います。
平和で爛熟した文化が花開いた元禄期の、賑やかな花見の風情にあふれる舞踊です。心浮き立つ華やかな曲と総踊りにも盛り上がりをみせます。晴れやかなひと幕をお楽しみください。
  獅 童
  勘九郎
  七之助
  初お目見得 小川陽喜 (獅童長男)

第二部

午後2時30分~

一、春の寿(はるのことぶき)
  三番叟
  萬歳
新年に相応しい祝祭的な舞踊2題
〈三番叟〉
翁と千歳が格調高く荘重に舞うと、三番叟は躍動感にあふれ、天下泰平と五穀豊穣を祈り舞います。
〈萬歳〉
春を迎えた往来へ、連れ立って来たのは萬歳と才造。賑やかに正月を祝い踊り、人々に福を招きます。

初春を寿ぐひと幕は、華やかな舞踊2題で。古来より災いを鎮め、平安を祈念する儀式舞踊の『三番叟』と、人々に幸せをもたらす『萬歳』で、令和4年の幕開きを祝します。
〈三番叟〉  
梅 玉
三番叟 芝 翫
千歳 魁 春
〈萬歳〉  
萬歳 又五郎
才造 鴈治郎
  三世桜田治助 作
  山田庄一 演出
  邯鄲枕物語
二、艪清の夢(ろせいのゆめ)
初笑いにぴったりの洒落た喜劇
艪屋の清吉と女房おちょう夫婦は、借金を抱えて上野池の端へ引っ越してきます。事情を聞いた家主の六右衛門が一計を案じ、女房を使って侍から金を巻き上げることを企むと、さっそく、そこへやって来た横島伴蔵をまんまと騙します。取り残された荷物を枕に、清吉はひと眠りしますが…。
主人公の清吉は、現実とあべこべになった夢の世界であたふたと戸惑い右往左往。その姿は滑稽そのもの、初笑いにぴったりの喜劇です。果たして、清吉は探し求める宝船の一軸を手にすることができるのか。洒落っ気たっぷりに名作歌舞伎のパロディや正月らしさを盛り込んだ、喜劇味あふれる舞台をお楽しみください。
艪屋清吉 幸四郎
横島伴蔵/盗賊唯九郎 錦之助
清吉女房おちょう/梅ヶ枝 孝太郎
安藝の内侍 高麗蔵
番頭黒八/手代作左衛門 友右衛門
家主六右衛門/鶴の池善右衛門 歌 六

第三部

午後6時~

  河竹黙阿弥 作
一、難有浅草開景清(ありがたやはながたつどうあけのかげきよ)
  岩戸の景清
闇を照らす刀の威徳
源氏への復讐に執念を燃やす平家の勇将・悪七兵衛景清。この豪傑が江の島の岩窟に籠り、頼朝調伏を念じたために、天下は暗闇となってしまいます。そこで源氏方の諸大名らが集まり、岩窟の前で闇を払う神事を始めます。やがて景清が姿を現すと…。
闇と光の対比が舞台を鮮やかに映し、景清が引き抜く刀によって射し込む光が、新年に明るい兆しを感じさせるひと幕です。花形世代の俳優が魅せる舞台にご期待ください。
悪七兵衛景清 松 也
北条時政 巳之助
江間義時 種之助
和田義盛 隼 人
衣笠 米 吉
朝日 新 悟
秩父重忠 歌 昇
  三代猿之助四十八撰の内
二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  川連法眼館の場
  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候
躍動感あふれる宙乗り狐六法
川連法眼の館へ匿われている源義経のもとへ、家臣の佐藤忠信が訪ねてきます。義経は、伏見稲荷で預けた静御前の安否を尋ねますが、忠信は覚えがない様子。そこへ静が忠信を連れ立ってやって来ます。不審に思う義経は、静に同行してきた忠信の詮議を命じます。静が初音の鼓を打つと、その音に惹きつけられて姿を現したのは…。
「四の切」の通称で親しまれ、親子の恩愛を描いた心温まる人気作。狐忠信と本物の忠信の演じ分けや数々の仕掛け、早替りなど、ケレン味あふれる演出でお楽しみいただきます。演出上の制約が緩和され、久々に花道上の宙乗りにて、狐忠信が古巣へと飛び去ります。
佐藤忠信/忠信実は源九郎狐 猿之助
静御前 雀右衛門
源義経 門之助
川連法眼 東 蔵

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